EX-DRYって 仕様一覧 JIS使用量計算 5つの提案 FAQ よくある質問
 
 

1.もともとの素材の違いは?(シリカゲル対比)

2.吸着効果(メカニズム)については?

3.塩化カルシウムが主原料ですが電子部品に影響がないか?

4.熱が掛かって破裂しないか?

5.ガスの発生があるか?

6.吸着後熱がかかり吸着したものが戻らないか?

7.吸湿量のキャパオーバーがあるか?あった場合はどうなるか?

8.使用量の計算方法が分からない…

9.廃棄方法は?


1.もともとの素材の違いは?(シリカゲル対比)
◆シリカゲル(A型)とEX-DRYの素材(成分)の違いにつきましては単純に以下の通りになります。
シリカゲルA型 EX-DRY-SU Type
二酸化珪素 SiO2(無水珪酸)98%以上
(着色=湿度検知剤 のものは
塩化コバルトまたは鉄ミョウバンで着色)
無水塩化カルシウム(CaCl2)約71%
凝集剤(天然水溶性高分子)約29%

2.吸着効果(メカニズム)については?>

シリカゲルA型 EX-DRY-SU Type
吸着(吸湿)メカニズム ・物理的吸着作用
・シリカゲル表面にある細孔により毛細管凝縮作用が働き、空気中の水蒸気を物理的に吸着し、乾燥を行う。
・また、水蒸気と同様にガス吸着能力もあり。
・水蒸気は、細孔内に物理的に吸着されている為、再放湿し易い。その為、加熱等による再生が容易。
・化学的吸着作用
・塩化カルシウムの潮解現象を利用し、空気中の水蒸気を化学的に吸着し、乾燥を行う。
・吸湿が進行し、袋内に溜まった潮解液は高分子により凝集(ゼリー状)される。
・ガス吸着能力はない。
物性等 ・表面積 650m2/g
細孔容積 0.38ml/g
※理論上、自重の38%までの吸湿が可能。
・最大吸湿量 7〜8ml/g
※理論上塩化カルシウム使用量の10倍まで吸湿可能。
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3.塩化カルシウムが主原料ですが電子部品に影響がないか?
◆EX-DRY製品としてのお答えは、”ありません” となります。
塩化カルシウム自体が電子部品や金属製品、革製品等に直に付着した場合は腐食等のダメージが起こりえますが、乾燥剤の場合、「〜その潮解液が漏れないように密閉するなどして、包装及び内容物に有害とならないような措置が施されている〜」とJIS規格(Z 0301)で定められており、その為の工夫が各塩カル系乾燥剤メーカーにとって吸湿能力と共に重要なノウハウの一つになっています。
EX-DRYの場合、他社製品を含めた塩カル系乾燥剤の中でも、最も安全性の高い凝集材の使用と最高強度の包材を使用しております。
(注)金属と接触しての使用は絶対にお避け下さい。
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4.熱が掛かって破裂しないか?
◆外的要因により加熱される状況を想定した場合、これまでの実績から、輸送及び保管中(海上輸送等含む)に製品が破裂した事故の報告は一切ありません。
従いまして、通常における乾燥剤の使用範囲では熱による膨張及び破裂は起こりえないものと考えられます。
仮に、乾燥剤が膨張・破裂するような環境に陥った場合、乾燥剤以外の包装材料も融解する等のダメージを被る事になります。
また、そのような条件(高温)にさらされた場合に基盤自体が無事であるのかも疑問です。
乾燥剤からの発熱につきましては、これも殆ど影響が無いとお答え致します。しかし、主原料である塩化カルシウムは融雪材としての用途に優れていることからもおわかりのように、水分との反応時に水和熱(融解熱)を発生します。
主原料である塩化カルシウム単体の物性では、

CaCl2 → CaCl2・6H2O の水和熱 = 22.63Kcal/mol

となり、上記数値だけを見ますと非常に大きな値になりますが、融雪利用時においても雪が沸騰する等の現象は起きないことからも基本物性値としてご理解下さい。

但し、EX-DRYの袋内原料に急激に水分を加えた場合、手で触って温かいと感じる程度に発熱することはあります。
社内実験で原料(塩カル及び高分子の混合品)にカタログ値の最大吸湿量と同等程度の水を急激に加えた試験値では、18℃の水が38℃まで上昇を認めました。
これも乾燥剤としての働きを考慮しますと、徐々に水分を吸湿する為、実験値にあるような熱量を一度に発生させることはありません。
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5.ガスの発生があるか?
◆結論から先に申し上げますと、乾燥剤としての通常の使用範囲において、塩素ガスの発生は殆ど無いものと考えます。
主原料である塩化カルシウム(CaCl2)は自然界において比較的安定した物質であり、外的要因無しに自ら分解、化学変化を行い塩素ガスを発生する事は稀少と思われ、仮に条件が整いそれがあったとしてもごく微量と考えられます。
しかし、ある種の外的要因(化学反応・加熱)を強制的に与えることで、塩化カルシウムを分解し、塩素ガスを発生させることは可能です。
但し、化学反応においてはある種の薬品が必要であり、加熱においても数百度の高熱が条件になります。
従いまして、上記の理由から乾燥剤において使用される範囲での遊離塩素ガス発生が考えにくいとの結論になります。
例えば、乾燥剤以外に塩化カルシウムの代表的な用途として融雪剤や食品添加物として使用されておりますが、場合によっては乾燥剤以上に過酷な(塩素ガスの発生し易い)条件が与えられていることが多々考えられ、その上で塩素ガスの発生については一切問題視されていないことからもお分かりのように、併せてご判断いただければ幸いです。
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6.吸着後熱がかかり吸着したものが戻らないか?
◆上記解答4でご説明した通り、乾燥剤自体からの発熱は殆どありませんので、発熱による放湿は考えられません。
但し、温度変化等により包装内環境の相対湿度が低下した場合、一時的に乾燥剤からの放湿は起こりますが、呼吸と呼ぶ程度の範囲ですので放湿により包装内部が高湿度になることはありません。(急激な温度の上昇に伴い相対湿度が低下すると、乾燥剤が呼吸により放湿を開始しますが、温度変化によって下降した相対湿度が下降以前の相対湿度に戻る程度です。)
また、放湿のし易さだけを考えますと、解答4でご説明の通りシリカゲルの方が放湿し易いと言えます。
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7.吸湿量のキャパオーバーがあるか?あった場合はどうなるか?
◆まず塩化カルシウムの物性から考えますと、EX-DRYのカタログ値として表示の最大吸湿量以上に吸湿を行うことは十分考えられます。
しかし、カタログに表示の最大吸湿量は30℃ RH90% 21日間の試験条件でのものです。この吸湿量を超えて吸湿を行い、製品がキャパオーバーになるということは、裏を返せば包装内部の温湿度条件が長期間に亘りRH90%以上になっているということです。
つまり、そのような条件であった場合、既に乾燥剤の使用自体が無意味であり、金属製品等にはダメージが発生していることになります。
また、過去(EX-DRYの誕生以前)においては塩化カルシウム系乾燥剤において潮解液がその袋から漏出するという事故が見られましたが、EX-DRYの開発に際してはこの点を特に重視し、過酷な試験等を繰り返した後、液漏れが無いことを確認して製品化されており問題ないと言えます。
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8.使用量の計算方法が分からない…
◆乾燥剤の使用量はその用途によって基準が異なります。
参考として挙げられるのは、
1. JIS Z 0301 防湿包装方法
2. JIS Z 0303 さび止め包装方法通則
3. JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
4. NDS Z 0007 防湿レベル(防衛庁規格)
5. MIL D 3464 米国軍事規格
特に塩化カルシウム系乾燥剤の使用量については、使用量の計算における基本数値について各乾燥剤メーカーそれぞれの基準で行います。
EX-DRYでは独自の理論に基づく計算方法と実績データから、無駄の無い乾燥剤使用量を提案し、コストの削減に努めています。
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9.廃棄方法は?
◆日本国内の法規に準じて、全ての部材が焼却または埋設処理が可となります。
但し、主原料の塩化カルシウムからは、沸点付近で塩化水素ガスの発生がありますので、ダイオキシン問題等を考慮すれば、焼却時には高熱で焼却するか、或いは埋設処理が望ましいと言えますが、使用後の製品は水分を多量に含んでいますので高温での焼却処理よりも埋設が望ましいと考えられます。

※注)国内ではその扱いに関して塩化カルシウムは塩化ナトリウム(食塩)と同義的に捉えられておりますので、塩化カルシウムを焼却したとしても大量のダイオキシンが発生することは考えにくいとされております。
また、商業的に広く用いられているポリエチレンについては埋設または焼却に問題はありませんが、埋設後長期間に亘り分解されず土中に残ってしまう可能性がありますので、焼却することが望ましいと言えます。(焼却時にダイオキシン発生はありません)

上記のことから総合的に判断の上、製造者見解としましては、使用後の製品については袋と内容物を分別の上、袋は焼却し内容物は埋設処理する事をお薦め致します。
分別が容易ではない場合、埋設処理をして頂くようにお願い致します。但し、日本国外で廃棄処理を行う場合は、各国の法規に従って処理を行って下さい。
◆条件によって再使用も可能ですのでお問合せください。
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